2009年7月22日水曜日

自民党ぶっ壊し解散と命名

小泉純一郎代議士は、「自民党をぶっ壊す」と叫んで、自民党の総裁になり、郵政民営化すれば、日本は全てうまく行くとのマニュフェストで、4年前の衆議院選挙で大勝した。
結果は、「ぶっ壊す」どころか自民党を延命して安倍・福田・麻生の3人が総理となった。
安倍総理は郵政民営化に反対して自民党を追われ、刺客を送られたが無所属で当選した議員の自民党への復党をしたことにより支持率を落とし、また、任命した大臣の不祥事など特に「ばんそうこう」大臣の出現で支持率を急落させ、満身創痍の中、辞任をした。次のバトンを受け取った福田総理も、大連立構想ですったもんだの挙句、記者会見で記者の質問に「私は、第三者的に物事を考えられる。あなたとは、違うのです」などと迷言を吐いて辞任した。
その次の麻生総理は、「総選挙の顔」として選ばれたはずなのに優柔不断が災いして、解散のチャンスを3回も逃してしまった。今回の解散は、「麻生おろし封じのための解散」である。
自民党衆参両議員懇談会で、麻生総裁は「戦うには一致結束することが必要」と言って、昨日まで、麻生おろしを画策していた中川元幹事長と握手をし、「麻生には徳性」がないと言ってはばからなかった武部元幹事長も「麻生総理総裁の下、選挙戦を戦う」を言い出す茶番を演じた。
自民党は、バンザイ岬にまっしぐらの集団自決選挙戦の様相をしてきた。
「自民党を再構築する」と言う麻生総理が起こしたこの解散は、「自民党ぶっ壊し」となるであろう。