2008年6月18日水曜日

『無駄』について

『無駄』の意味を調べてみると・・・
【無駄/▽徒】
大辞林 第二版より
(名・形動)[文]ナリ
(1)しただけの効果や効用のないこと。役に立たないこと。また、そのさま。無益。 と書いてあります。

朝のテレビでは、各局「税金の無駄使い」について放映しております。
国には、国民の為になる事業をしてもらうため、また、都道府県には、都道府県民のためになる事業をしてもらうために、市町村には市町村民のためになる事業をしてもらうために、国民は、汗して働いて得た収入から税金を納めます。収めた税金の使い方は、選挙で選ばれた政治家が行政の長となり、行政組織を駆使して「民の為」の事業を行ないます。その事業をチェツクする議会という組織もまた選挙で選ばれた政治家によって行なわれます。選挙で選ばれた行政のトップとその組織を構成する官僚・役人、また、それをチェックする政治家が「民の為」の仕事をしているのか?が今問われているのです。
「民の為」の考え方が無くなるとどのようなことになるかです。
 今日の行政組織を構成する「官僚・役人」にこの「民の為」の考えが戦後60年の時を経て、いまやその考えが欠落している者が全てとは言わないが殆んどではないかと思われます。
大阪府の財政現状を見れば赤字再建団体と同様です。民間企業なら「倒産」状況です。倒産状況の企業は、倒産を回避するため、経営者は企業の経費でまず無駄を省きます。そして役員は率先して自己の給与所得を下げ、社員にも給与・賞与減額をして危機を乗り越えるのは当たり前のことです。それを当然のこととして、橋本知事が、「全ての歳出を見直す。人件費も下げる。」と言ったのは当たり前のことです。
それに対して、ある職員が知事を批判し、その職員に知事が「転職したら」と言うのは当たり前です。
給与所得に文句があるなら、もっと取れる職場を探すのはその職員の自由で、出せない給与を要求することが「恥ずかしい」ことであることも忘れている。
今日の官僚・役人の最も卑しい性質は、「恥ずかしい事」と思う心を、忘れ去ってしまっていることです。
官僚・役人になるということは、「民の為」に仕事をする心が無いものは、その職には「合わない」者であります。
よって、転職すべきものなのです。このような、官僚・役人に払われる給与・賞与が、無駄の極みなのです。
官僚・役人にたいする法律は、性善説で国家公務員法・地方公務員法もできております。
役人になる人は、清廉潔白な人がなり、そのような人は「嘘」などつかない。との思いで国家公務員法・地方公務員法もできています。昨今の官僚・役人の不祥事は、「恥ずかしい事」どころか法律違反を平気で起していて役人だから無罪放免されるケースが殆んどであります。それは、拝金主義の蔓延で、その拝金主義の者が官僚・役人になっている為です。そのような者たちが行政を動かすのですから、「自分たちの為に」の心で、事業を行います。それに投入するお金は、「民が拠出した税金」ですが、残念ながら「民の為」になる事業は行なわれないのです。よって、無駄使いとなるのです。
無駄使いを無くす為にはどうするか?というと「国家公務員法・地方公務員法の改正」です。解雇通告をすれば一定期間を経て解雇できるようにするのです。そのためには、「官僚・役人」へ、どのような考えで仕事をしているかのの悉皆調査をすることです。その結果、役人に合わない人には、「転職」をさせることです。
また、官僚・役人の『天下り禁止法』を制定し、それと併せて『公務員重罰法』を制定することです。
上記の『天下り禁止法』と『公務員重罰法』の2点についての考え方は、次回に書きます。