2009年2月19日木曜日

稲葉小金井市長は・・・・困ったものです!

昨日、ブログに書いた、東京都小金井市が本日、読売新聞に大きく取り上げられました。
内容は、新処理場月内決着を断念
 小金井市が検討している新ごみ処理施設の建設計画について、稲葉孝彦市長は18日の住民説明会で、「2月中に国分寺市に建設予定地の回答を出せない状況にある」と述べた。小金井市の可燃ごみを受け入れている国分寺市は、月末までに予定地が決まらない場合、ごみの受け入れを停止する可能性を示唆しているが、稲葉市長の発言は事実上の“ギブアップ宣言”にあたる。予定地を巡る小金井市と調布、府中両市との交渉が難航していることから、都では調整に乗り出した。
■「我々の力不足」
 住民説明会は、小金井市が新施設の建設を目指している二枚橋ごみ処理場の跡地近くの市立東中学校で、地元住民ら約70人が出席して開かれた。
 稲葉市長は、跡地にまたがる調布、府中両市との交渉について、「ご理解を頂けず、期限内に国分寺市に建設予定地の回答を伝えられない」と説明し、「我々の力不足で大変申し訳なく思う」と頭を下げた。それでも跡地での建設を目指すと強調したうえで、「厳しい状況を打開するため、都が乗り出すことになった」と語った。
 予定地決定の時期については、市環境部の幹部が「2009年度中のできるだけ早い時期に一定の結論が得られるよう努力したい」と先延ばしを表明。国分寺市をはじめ、小金井市の可燃ごみを受け入れている武蔵野・多摩地区の自治体に09年度の支援継続を要請することも明らかにした。
■住民から厳しい声
 これに対し、住民からは「この段階で『できませんでした』とはどういうことか」「都が間に入っても事態は好転しないのではないか」と厳しい声が飛んだ。さらに「当事者能力がないのか」と問われ、稲葉市長は「都にリーダーシップを取ってもらいたい」と苦渋の表情で語った。
■都「円滑に合意を」
 小金井市から建設予定地の相談を受けていた都は、年明け以降の交渉の進展具合から「決着は難しい」と判断。ごみ受け入れの広域支援の継続と、跡地利用の交渉を調整するため、今月13日、小金井、調布、府中3市の副市長を集めて協議会を開いた。今後も継続して協議していく方針で、都廃棄物対策部は「円滑に合意形成できるように努めたい」としている。
(2009年2月19日 読売新聞)

ごみ処理は。基本自治体の最重要の仕事ですね。
昨日行われた市民説明会の参加者から話を聞きました。
稲葉市長側の言い分を要約すれば、小金井市は、今月中に府中・調布市の了解が得られず、国分寺市に回答する約束ができなくなるので、東京都に相談をしていた。そこで都が調整のため関係市間の協議会を作れば、稲葉市長は、「私が頼んだんで東京都は、動く」「東京都が出てきたので大丈夫」と思える発言をしたと聞く。また、東京都は平成21年度中(平成21年4月~平成22年3月まで)に結論を得たいとしているが、稲葉市長は、「小金井市は平成21年度の早い時期に決定したい」ということです。何か根拠があって言っているのではなく、2,3週間の時間がたてば、稲葉市長は、「東京都が調整するのに時間がかかっている、私の責任ではなく東京都の問題である。」ということに責任を転嫁していきます。
このような、無責任極まりない市長がいることを忘れて「地方分権」を進めることは大変恐ろしいことになります。
この市長は、最後には、「私を選んだ市民が悪いので、私は悪くない」と言うでしょう。
*現在、小金井市では、可燃ゴミを近隣の市及び一部事務組合で焼却しています。その料金は1トン45,000円から48,000円とのこと。それに運賃を加算すると1トン当たり94、500円とのことです。23区内では1トンあたり12,500円ですので、小金井市民は実に7.56倍の高い処理費を負担しています。