2007年10月2日火曜日

自治体の可燃ごみの処理方法=進まぬ先端技術

「暑さ、寒さの彼岸まで」と言うが、今年は彼岸を過ぎて真夏日もある酷暑でした。でも
お彼岸には「彼岸花」がちゃんと暦どおり咲き、秋なんだなーと自然に教えられます。
国政は、安倍総理の前代未聞の施政方針演説直後の突然の辞任で、福田総理が誕生し、
国会がやっと始まりました。しかし、またぞろ「政治家と金」の問題が出始め、早晩、福田政権の支持率はジリ貧となるでしょう。なぜ、福田さんが総理になっただけで、就任ご祝儀とはいえ、60%ほどの世論の支持が出るのか理解できません。やはり、国民の思考形態に問題があるのかなとも思えます。確かに日本人は、娯楽でもスポーツでもまた、食べ物でも、人気に火が着くと激しいブームが巻き起こり数週間、数ヶ月長いものでも2,3年でそのブームは、終息してしまいます。正に日本人は「熱しやすく冷め易い」人種と考えられます。日本の政治家は、「熱しやすく冷め易い」国民の心を繋ぎ留める努力を不断に行わなければ、世論は離れます。しかし、世論に阿ることばかり政策として出していけば、「ばら撒き行政」となりその付けはやがて国民に降りかかります。リーダーシップのない政治家がトップに立つととんでもない「ツケ」が国民に回ります。。やはり、リーダーシップとは、説得力でしょう。この国民を説得して政策を実現する力がリーダーシップということでしょう。耳障りの良い話ばかりをする政治家には気をつけましょう。
 今日は、前回書き込みました、可燃ごみの処理方法についての考え方に少し触れます。
東京都の区部および市部では、「焼却」という方法を取っております。各市によりごみの分別方法は違いますがA市の場合、「可燃ごみ」は、半分以上が生ゴミ、続いて古紙・使用済み紙おむつ・ティッシュペーパー・感熱紙・剪定枝などですが、「資源ごみ」の紙・布・ガラス瓶、「不燃ごみ」のプラスチック、乾電池などなど色々入っております。特に生ごみ、紙おむつなどは、水分が80%程度含まれそれを「焼却」するわけですから、重油を利用しておりCO2の排出量は膨大なものとなり国際社会の流れとは180度違う方向を向いています。これらの水分を多量に含む「ごみ」を乾燥させて減量化・減容化することが求められております。それも短時間で行うことが求められている。色々調べた結果、2つの先端技術をここでは紹介いたします。
1つは、A社の減圧にして加熱し60度Cで沸点にし、乾燥・発酵を行い翌日には85%から90%重量で減量するものである。この仕組みの「知恵」は、減圧して60度Cで沸点とすることで、大腸菌及び大腸菌類を滅菌し、尚且つ好気性微生物を活躍させ発酵をせしめる。60度Cの場合、嫌気性微生物は死滅する為それらが活動できない為、いやな腐敗臭は発生しない。
もう1つは、B社の加圧して、加熱し加水分解をし、減量化・減容化するシステムです。20気圧ほどの圧力と、200度cの熱で加水分解する。
両方ともなかなかコンパクトな設備で、都市及び都市近郊の処理には打って付けの技術であると考えます。
確かに「焼却しなければならないごみ」もあります。しかし「焼却」するのは極力少なくすることが求められています。
しかし残念ながら自治体での導入は未だ無いです。21世紀になっても煙突から煙を出したい首長・役人・
業者の多いことか!そこにはコスト主義の欠落、環境への配慮など全く無いのがその原因です。
子細は、近々「小金井政策総研」にアップする予定です。アップしたあかつきには是非ご一読ください。