2008年8月23日土曜日

北京オリンピック

幾つかの競技を残し、終盤を迎えた北京オリンピックは、下馬評で金メダルが有望視されていた、星野ジャパンも金メダルどころか銅メダルにも届かなかった。銅メダルを戦ったアメリカチームの選手は、メジャーリーグの選手ではなくマイナーリーグの選手を中心に構成したチームと聞く。日本の球界から、日本人で、アメリカに渡り、メジャーで活躍する、イチロー、松井選手などは、その実力は想像を絶する、やはり天才の域に達していると思われる。
また、金メダルが有望視されていた柔道なども、残念ながら、ルール変更などで、その対策を怠り、世界の変化・流れについていけず、惨敗の結果であった。
日本経済も同様に、世界の変化・流れについていけず、「物価高の不況=スタグフレーション」に陥ったのと同じである。正に「世界の傾向と対策」を怠った結果である。4年後、いや8年後へ照準を合わせ、日本柔道の再起を祈る。

北京オリンピックの競技から離れて、開催国の「中国」について若干の考察をする。国威発揚を中心にしての開催であることは、あの警備、開催手法、を見れば、一目瞭然である。
開会式などは、将軍様のお得意とする「マスゲーム」と同じであると思える。また、可愛い女の子が歌っていると思っていたら、単なる「口パクパク」で他の少女が歌っていたとの事である。
 中国には、56民族がいる。開会式には、56の民族衣装を着たイベントが繰り広げられたが、全て「漢族」が、衣装を着ていたとの報道に接し、「目的の為なら何でもやる」中国共産党の方針と思われる。
オリンピックを開催して先進国入りを考えていただろうが、少数民族を「銃口を突きつけて」中国共産党に従わせるやり方では、世界の先進国は認めないであろう。
また、開会式には各国の元首・総理大臣が出席した。我が国からも福田康夫総理大臣が出席した。入場式で日本選手団が、入場行進でメインスタジアムのVIP観覧席を通過しているのに、福田康夫総理大臣は、「立って手を振らなかった」と報道された。各国の元首・総理大臣は、皆、自国の選手団には「起立をして、手を振っていた」ようだが、それをやらなかったのは、北朝鮮と日本だけだったという。
また、福田康夫総理が、選手村に「日本選手団」を訪問し際、「せいぜい頑張って」との言葉を出したと聞く。正に『KY総理』の面目躍如である。
アスリートにとっては、「北京オリンピック」を最大の目標に、日々精進をしてきたことである。
日本政府も行政として、文部科学省・厚生労働省など関係省庁において、今回の北京オリンピックを検証して、何が欠けていたのかまた、長期的な展望をシッカリと描き、アスリート育成の環境造りをするべきである。

2008年8月19日火曜日

非焼却方式の可燃ごみ処理施実験施設を見学してきました。



非焼却方式の可燃ごみ処理施実験施設を見学してきました。
岐阜県大垣駅に着きますと、駅までお迎えの社員さんが来てくれまして、時間も多少あるので、㈱イビデンの発祥の事業である「揖斐川発電」を見に行きました。大正元年の創業とのことで、97年前のままの発電所とのことですか、大変立派な趣のある造りをしていました。(写真1番目)
㈱イビデンでは、リ・アクアという名称の非焼却方式の可燃ごみ処理実験施設を建設してきましたがこのたび施設竣工しましたので、8月7日に見学してきました。見学者(部外者)としては、一番目とのことでした。実験施設ができたばかりとのことでまだ、実験棟にはエアコンが入っておらず、体感温度では、40度Cの状態です。大型の扇風機を用意してくれました。
9月には、この実験棟にもエアコンが入り、9月以降の見学は心地よいものとなるでしょう。
今後、食品メーカー、地方自治体からの見学が多くなると思います。
可燃ごみとして取り扱われる、生ごみを亜臨界状態で加水分解を行い液状化したものを、共生系菌叢処理という処理を行い(バイオ)、きれいな水にして下水に放流する方法です。
その処理槽(曝気槽)は、バイオテクノロジーを駆使して、分解し、下水に流せる基準まで清水化します。

生ゴミを亜臨海状態で加水分解を行うと、たんぱく質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸に、デンプンは糖化され、水に溶けます。処理時間は15分程とのことです。今般導入した、亜臨海加水分解施設は、500Lですので、ドラム缶2.5本分の大きさです。
8月は、学校も休みですので、イビデン社の社員食堂の残飯を処理していますが、9月からは、大垣市立の小中学校から出る給食の残飯の処理を行うことになっているとのことです。
約6ヶ月から8ヶ月の間に、色々な実験データを取りそのデータから、最適な共生系菌叢を作り上げ実用化に向けて事業化をしていくスケジュールとのことです。
実験施設の見学が終わり、本社で、質疑応答の時間を作っていただきました。
上記にも記しましたが、今後、実験データをとり、最適な共生系菌叢を造り上げるスケジュール、また、デンプン質については、エタノールを製造することも可能で有り、その研究を行うようです。また、プラシチックについても同様に燃料化など実験していくようです。焼却炉での焼却とこの方法を比べるとCO2の排出量で、96%から97%削減できるとのことですので、今後の可燃ごみの処理は、この方法になっていくことでしょう。
見学の機会をまた、作りたいと考えております。