2009年6月30日火曜日

都議選がスタートする

都議会議員選挙が来月3日からスタートし12日(日曜日)投票となる。
9日間の舌戦が始まる。全議席数127議席が42選挙区で争われる。
しかし2,3か月前から、候補予定者は通勤時・帰宅時の駅頭で名前を浸透すべくマイクで政策などを道行く人に訴え、また政策チラシなどを配布している。
最後の仕上げが9日間の選挙期間である。
42選挙区は、最大定数の大田区・世田谷は8議席であり、最小は千代田区・中央区・武蔵野市・青梅市・昭島市・小金井市・島部の7選挙区が1名区の小選挙区である。
小金井市のように、自民党の候補者は、元民主党市議、民主党の候補者は、元自民党市議で、政治信条がブレまくり、また、両方がごみ問題・再開発問題でどうしようもない無能な稲葉市長の与党であり親稲葉とくれば、市民の選択肢はなかった。
今月の中旬に私とは10年程の付き合いのある、小金井在住の高木あきなり君(33歳)がこのような状況を打破するため立候補の決意をした。
彼は生まれながらの脳性まひである。手足は不自由であるが、彼の能力は健常者でもかなわない能力を持っている。彼は都立高校から、成蹊大学を卒業し、法政大学の大学院に進み修士課程を修了し、現在同大学の博士課程後期に在学の身である。専門は、行政である。彼を推薦する市議会議員は現在5名と聞く。
3人の候補者予定者で推薦する議員数では高木あきなり君が1番多い。
選挙は推薦する議員数では決まらないが、参考に値する。
あきなり君の行動は、一貫して、世の中の矛盾を考え、その矛盾を解決すべく政策を導き出す。ここまでは、頭のあるものであれば誰でもできる。その政策を彼は具現化するのである。何年かかろうとそれに挑戦する。小金井市で子供の権利条例が今年制定されたが、実にこの条例化には9年の歳月がかかった。彼が、不屈の精神で作り上げた条例である。
また、あきなり君は、都への陳情で東京都は32億円の無駄使いをやめさせた。内容は、都の職員の通勤費である。都の職員は、通勤費として毎月1か月分の定期代を支給されている。しかし現実には6か月定期を買って1か月定期代の6回分の代金との差額を職員はポッポに入れている。これをすべて6か月定期にすべきとの陳情である。東京都は、この陳情により、都職員組合との話し合いで、今までの慣行を是正した。それによって実に32億円の冗費が節約できた。
都議会議員に必要なのは、知力であり、体力ではない。元気を売りにするため、候補者は自転車に乗ったり、走ったりととかく脳みそが筋肉の者が多い。
今回の選挙では、有権者は、候補者の頭の中が脳みそか筋肉かを見定めることが肝要である。

2009年6月27日土曜日

まともな政治か?

今、麻生内閣は、支持率が低迷して解散ができないという。誰のための総選挙なのか?自民党が負けるから解散を延ばす。これでは、勉強嫌いな生徒が、試験を受けると、落第してしまうから試験日をボイコットしているのと同じである。生徒には試験を延ばす権利はないが、政権与党にはその権利があり、正に「なんとかに刃物」である。そこには国民のことを一切考えない姿勢そのものである。どのようにあがいてももう少しで、国民の審判が出る。はたしてその審判が良い審判かどうかまだ見えない。
日本がやらなければならないことは、「霞が関の解体」をすることである。その結果、天下りは無くなり、冗費(無駄な金使い)をなくすことである。また、日本には国債残高846兆円もの借金があり、地方の分も含めると1200兆円の借金である。政治家が襟を正し、国民の目線に立った姿勢で、自分たちの歳費を減額し、また、人数も減らすことを断行して、役人の報酬を国民の平均未満にすることである。借金を孫子の時代に付けを回すことをしてはならない。