去年と同様に、年末から自宅で正月を迎えました。穏やかな正月でした。
みかんを二つに切り、庭に置けば、例年のようにメジロがきました。
激動の前の静けさのように感じました。
思い起こせば旧年中は、いろいろなことが起こりました。そのつど思ったことをブログに書いてきましたが、待ったなしの状況の中、残念ながら日本の政治は動いていません。百年に1度の経済恐慌と言われてますが、目立った政策はないですね。このまま3月末の年度末には、多くの中小企業の廃業・倒産だけではなく大企業までが倒産の憂き目を見ることになるでしょう。
金融を緩和したと言われるが、中小の末端の企業にはその金が流れてないですね。
政府は、この不況による中小企業への緊急融資でセフティーネットを構築した・・・うたい文句(内容)は1企業に対して無担保で8,000万円プラス8,000万円の1億6,000万円まで貸しますとなっているが、各地の信用保証協会では、保証人の個人財産・所得を勘案しないで融資額を決定している。その決定額は大変低い金額なのでその融資により助かる企業は少ないのではないかと思われる。この貸付金は不良債権化するのではないかと思われる。
通常、業種により粗利益率が異なりますので、業種によりその債務限度(借金)は異なります。一般小売業(粗利20%程度の業種)ではその債務(借金)は月商の2、3か月ほどと考えられるが、1か月も出ないケースが報告されている。このままいくと、お金が回らなくなり黒字でも倒産するケースが出てくるものと思われる。
また、融資額決定のプロセスもどうしてその金額になったのかの説明もなく透明性に欠ける。これでは、新年明けても3月の年度末は相当の倒産・失業が発生することになるであろう。特に「もの造り」で特殊な技術を持つ中小企業の廃業・倒産は、その技術の維持・発展が途絶え「もの造り」で生きなければならない日本の将来への影響は大である。
昨日から、本格論戦に入った国会では、効果がないと言われる「定額給付金2兆円」を白紙に戻し、有効利用する必要がありますね。二兆円という額は、困った方200万人に一人当り100万円を給付できる金額なのです。
今年も、忙しい年となりますが、思ったことを書けるときに書きますので、お付き合いください。