ここのところ、暗い話ばかりで、大嶋には「夢も希望もないのか」と思われると思いますが、私は秘かに
この日本が「大化け」するのではないかと期待しております。
今日の5月10日は私の「誕生日」です。満59歳ですので昔なら、「赤ちゃんちゃんこ」を着るのです。
来年の「満年齢で」赤色のベストでも着ようと思います。誕生日ということで、今日は、私が考えていること、思っていることを述べます。
昨年10月1日、自民党と公明党によりに福田内閣が組閣され、6ヶ月たった現状を見ると、八方塞がりの状況です。
国内的には、無駄使いの象徴である天下り問題は手付かず、年金は滅茶苦茶、払わなければならない年金を払わず、高齢者医療保険を導入し、保険料は、その年金から「天引き」では、非難轟々は当たり前です。
暫定と言いながら30数年も取り続けたガソリン税も期限切れで1ℓが125円程度になり、流通を中心にマインドが明るくなるかなと思いきや、5月1日から、ガソリン暫定税率は復活し、ガソリンは1ℓが160円台に以前に増して大幅UPしました。
衆議院山口2区の補選で負けた自民党の選挙責任者は、「この結果は世論ではない。」と言いました。
この発言は、驕りそのものです。「選挙が世論でなく何を世論と言うのか」と思います。
このような人が、選挙で指揮を執るとのことですので、独裁者の「自由民主党の民主主義感」であります。
そのような状態でもまだ福田内閣の支持率が20%ほど有るとのことです。よくもまだ、国民の20%の人が支持をしているものと感心します。
福田内閣は、中国の胡錦涛国家主席が来日することを人気浮揚に考えていましたが、内容は、パンダ2頭を有料で中国が日本(上野動物園=東京都:私は、この賃借には反対です。)に貸し出すとの件だけで、チベット等に関する中国の人権問題、ガス田開発問題など全く新しい展開はありませんでした。
今週にもまた、福田内閣支持率の調査結果が各紙で発表されると思いますが、10%台になるものと思われます。
このような状況下では、ガラガラポンの「総選挙をすべき!」と考える国民は大多数になるでしょうし、頭の継げ替えは許さないという意見が大多数になるでしょう。
「ネジレ国会」と与野党共に言いますが、それはチョット違う表現と思います。
「ネジレ」とは、基に戻ることが良いような表現です。時期の違う選挙ではこのようなことは当然想定されることで、欧米では、当たり前のことです。
与野党とも、1パターンで絶対多数時代しか経験がなく、とりわけ与党の自民党に少数意見を取り入れる度量=懐の深さがないことに起因するのです。与野党ともに「駄々っ子」状態です。人の意見に耳を貸さないところに日本の民主主義の貧困があるのです。
衆参では苦労人の党人派の議員がめっきり少なくなり、世の中を知らない2世・3世議員が多くなり、また、自民党も民主党も議員の予備軍を「役人」に求め「役人の天下り先」になっているところに問題があるのです。
世の中を知らない「駄々っ子」集団が政治を行なっているのです。
本物の事業家が出ればこのような国会にはならないでしょう。なぜならば事業の世界では、タフネゴーシエイターでなければ、事業の展開はできないのです。ホリエモンのような、人を引っ張り出すようでは、駄目ですね。
ここで、「衆議院解散・総選挙」となれば、この日本は劇的な変化が起るでしょう!
自民党・公明党で過半数が取れても、3分の2以上にはなりません。その結果、強硬な採決はできませんので、欧米で行なわれているような与野党の政策は、国民に支持をどれだけ受けるかの「政策の競争社会」になるのです。お互いに討論し、国民にとってどちらが良い案かを競うのです。そうすれば、与野党とも「国民」に目線を合わせなければ支持を得られなくなるのです。
経済界では、この競い合いを通じてその事業の成否が決まるのです。やっと政界にもこの「競う合い」の時代が到来するのです。
「国民の背中のかゆいところをシッカリかく」サービス競争になるのです。
年金、高齢者医療保険、天下りの問題など等劇的に変化するものと考えられます。
国民中心に考える政治になるでしょうし、ならなければ政党の存立基盤を失うことになりますので
当然、その競争に敗れ、その政党は、「政界から退場」となります。
総選挙も年内と考えられますので、真の民主主義が芽生える時がもうそこに来ていると思い、期待しながら見守りましょう。