2008年5月16日金曜日

その国の政治家・役人の本性!

ミャンマーで50,000人。中国では100,000人が犠牲

大型のサイクロンに襲われたミャンマーでは、5万人以上の犠牲者が出るという。また、中国では、大地震で10万規模の犠牲者が出ると云われています。
確かにサイクロン、地震により、犠牲者が出ることは避けることが出来ない場合もあります。しかし、今回のミャンマー、中国の場合は、時の政府が、海外の人的支援をかたくなに拒否した結果、助かる命を見捨てて多くの犠牲者が出たことは事実です。
ミャンマーは、国民の命より軍事政権延命の為の憲法案制定の国民投票を優先させて強行しました。
ミャンマーは、国際的非難をかわすためタイの人的支援だけを受け入れました。
中国は、一刻も無駄にできない支援活動を外国に要請せず、また、支援を申し出た国の受入を拒否し生存率が極端に低下すると云われる災害発生後72時間を過ぎてから、日本の人的支援だけを受け入れたことが報道されました。これも、北京オリンピックを控え、国際的非難をかわすために受け入れたのでしょうし、今後他の国の支援を受け入れざるを得なくなるでしょう。
このような、被災国が何故、国民の助かる命を見捨てて、独力で行なおうとするのかとの疑問が報道されました。
阪神大震災の時、日本も、外国の人的支援を受け入れたか?
私は「受け入れていない」と記憶しております。
自国民を守るのが政府でなければ何の為の政府なのか?と思います。
広く各国に人的支援を要請して、一人でも多くの自国民を助けることを行なう政治家・役人でなければならない。

なぜ要請しないのか?あるいは、支援を表明した国をどうして受け入れないのか?との疑問には、時の政府の政治家・役人のただただ「面子」といわなければなりません。
要は、「政治家・役人は面子の為なら自国民を殺しても構わぬ。」との考えを持っていることを国民は知らなければならないと考えます。
日本も例外ではありません。

日本は衆議院の解散・選挙も近々あると聞きます。
我々は、その地域の候補者に「自然災害が大規模に起こったとき、海外からの人的支援は、受けますか?」と質問することが必要ですね。政治家のこの質問の答えにより、選挙で選ぶことをすれば、馬鹿な選択をする政治家はいなくなります。役人をコントロールすべきは政治家です。まずは正しい判断ができる政治家を選ぶ必要があります。

現在の政治家・役人が日常使う言葉である「人道的支援」は、空虚なものと感じるのは私だけでしょうか?