11日間にわたり迷走した防衛省の小池大臣VS守屋次官の人事対立は「両方痛み分け」との見出しで
新聞・TV等で報道された。本当に「痛み分け」か?人事権を持つ小池大臣の負けである。人事権を持たない次官は、「防衛省生え抜きの次官起用」を要求していた。少なくともこの点では、次官の思い通りとなった人事である。大臣(政治家)が省庁をコントロールする為、大臣に人事権を与えてある。小池大臣の手法にも確かに問題点はある。しかし組織の長が決断したらそれに従うことが特に防衛庁に求められる組織論である。それをこともあろうに安部総理は、問題先送りを行い、世論の反発を恐れあわててのどたばた劇である。安部総理には組織としての長のポリシーがない。又、塩崎官房長官に至っては、この問題を収めるどころか大きくした張本人である。この二人では、物事をうまく処理する能力がありませんね。安部総理が決断すべきは、次官が何と言おうと「大臣は小池だ!小池に従え!」と言うのが当たり前である。小池氏を大臣にした責任は安部総理にある。そのような決断だ出来ないからいつまで経っての政治家より役人が「主役」となる。防衛省という実力部隊において一番必要な「危機管理能力」なるものが全く無い。11日間の間にミサイルが飛んできたらどうしたのであろう!守屋次官のような身の程知らずの役人がまだまだ各省におり日本を食い散らかしている。防衛省の幕僚(制服組)の人事で今回のようなことが起これば文民統制が機能しなくなる。恐ろしいことになる。
残念ながら安部総理には、総理としての資質・能力が無いように思われる。それでも辞めないのであれば、
取り掛かる問題は1点!公務員法の改正です。
駄目な安部内閣の起死回生策は中途半端な公務員法改正ではなく、抜本的な改正をしたらどうか?その視点は「公務員になる人は善人」と言う“性善説”を破棄して“性悪説”の視点からの改正でなければ真っ当な行政にならない。(民間人は、元来悪いことをする者として性悪説で法律化されている。)民間人と同様な改正案を安部内閣が提案すれば国民は安部総理を見直すであろう。