汚染米事件に見られるように、日本の役人の無能さを国民はまた知らされた。日本の役人の無能さ・無責任さは社会保険庁、国土交通省、防衛省、厚生労働省など等、各省庁のさまざまな事件・問題で国民の知るところとなっているが人の命に関係する「汚染米」に対する役人の無責任さには、「怒らぬ日本国民」と云えども怒らざるを得ない。
また、経済では、米国、証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)をきっかけに米金融業界で連鎖破綻への懸念が急速に強まっており、早速日本にもその影響が出ている。世界大恐慌になることも懸念され、早急な米国の対応及びそれに伴い、EU、先進諸国それに続くブラジル・ロシア・中国・インドなど所謂ブリックスが協調してこの難局を乗り切ることが必要である。
しかし、残念ながら、日本の役人は「対岸の火事」のような考えで全くの動きが感じられない。
また、四国沖には国籍不明の潜水艦が現れ、世界で最高の探知装備を持つイージス艦でも追跡することが出来ず、見失い、防衛網の弱さを露呈した。
北朝鮮では、将軍様の重病で再起不能の報道がなされ、ポスト将軍様と目される3人の息子についても長男は心臓病、次男は麻薬中毒、三男はアル中と云われている。体制が崩壊すれば人口2,300万人程が難民として中国、韓国、日本に流入するであろう。
日本政府はその対策は、出来ているのか?はなはだ疑問である。
日本では、現在政府与党の自民党総裁選挙が5名によって行われている。総選挙での自民党の人気を挙げるための総裁選挙で、5人が揃って同じ車に乗り顔見世興行の呈をないているので「茶番劇」と評される。5人の候補者は、殆んど政策の違いを言わず、民主党の悪口を言っているだけで「総裁選挙」ではなく「衆議院選挙」をやっている状態である。麻生候補は、総裁になることを前提に、他の4人を重要閣僚または党の幹事長などに起用するとの報道もあり消化試合のようである。政策が違うなら、即「内閣不一致」人事である。
自民党の総裁選も以前とは様変わりで、一人ひとりの候補者が全国を行脚して政策を訴えた総裁選とは違い、総裁選挙も5人仲良く「パック・ツワー」となっている。
こんな国難とも言える状況下で、こんなことをやっている場合ではないと思うのは私だけであろうか。