2008年9月28日日曜日

中山成彬国交大臣スピード辞任、後任は二世議員の金子一義氏

中山成彬国交相はわずか大臣就任期間5日での引責辞任に追い込まれた。
麻生総理は、その後任に金子一義衆議院議員を任命した。金子氏も2世議員。
自民党には、2世議員などの世襲議員か官僚出身の議員しかいないようだ。
これでは、議会改革、行政組織の変革、財政の健全化など望むことはできない。
なぜならば、世襲議員、官僚OB議員は既得権益に胡坐をかく「抵抗勢力」である。
政治を「稼業」として世襲するのは政治の私物化であり国民の民度の問題で、これを許す国民のレベルは、後進国並みである。
変人・奇人と言われた小泉総理も今回限りで選挙には不出馬を宣言した。しかしその選挙区で「ちょっと申し上げにくいんですけど…」とにやけながら演壇の脇にいた二男に視線を向け「親バカと言われるでしょうが、私の27歳の時よりしっかりしている」と後継者として出馬するという。
世の中の苦労も知らない27歳の青年が、代議士になってお抱え運転手付きで、親の代からの取り巻きの秘書団がすべてを取り仕切る。そんな「子供大人」が集まって、衆参議院改革はできないと思うのは私だけであろうか。
官僚も同じである。国益より省益を考える役人(厄人)に行財政改革はできない。

麻生総理が、任命した閣僚に内閣の基本方針については、
〈1〉 国民本位の政策を進める
〈2〉 官僚を使いこなす
〈3〉 国益に専念する
ことを挙げた。
上記3項目は、選挙で選ばれた人であるならばそれが当り前のことでありそれをわざわざ麻生総理が言わなければならないことは、この基本的なことがなされていない政治が今日まで行われていた証左である。

自由民主党は、今まで戦後の殆どの期間(1955年結党)50年以上にわたり政権を取ってきたが50年以上やっても上記の3項目ができない党に何ができるのか。
麻生総理に説得力がない。